オーストラリアで運転するなら絶対に知っておくべき15の交通ルール

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カスミ
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Hiya~~
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西オーストラリア州在住のカスミです。

  • オーストラリアで運転する人
  • 交通ルールを完璧に理解してない人

運転したいけど、異国の地でするの怖いな、不安だな。なんか難しそう。

そんな声がどこからか聞こえてきました。

そんな方たちへ、今回は、オーストラリアで運転するにあたり、
絶対に知っておくべき交通ルール・法律についてお話します。

それではー、どうぞっ!

法律に関する内容は、情報源としてオーストラリア政府のウェブサイトを載せているので参考にしてください。

オーストラリアでは州によって異なる法律もたくさんあります。今記事では、一部、西オーストラリア州のみの交通ルールも含まれます。

日本と同じ点、基本的なこと

  • 右ハンドル
  • 左側走行
  • 速さは 『キロメートル/時間』表示
  • 実線の左側に点線・破線が引かれていて安全に追い越せる場合のみ、実戦を越えて追い越しが可能

上記を見ていただいて分かるように、これらは日本と全く同じです。
日本人にとってオーストラリアで運転することは、そこまで難しくないと思います。

免許証について

オーストラリアで運転するための3つの方法があります。

  • 日本で国際免許証を取得
  • 日本の免許証を翻訳してもらう
  • オーストラリアの免許証を取得

日本で国際免許証を取得

私も、ワーホリで来たときは、国際免許証を取得して持ってきました。が、一度も使いませんでした。

国際免許証自体は12ヶ月有効ですが、西オーストラリア州では、州内に入ってから3ヶ月のみ有効ではす。 これ意外と知らない人が多いと思います。
 
オーストラリアは、州によって法律が異なり、他の州もだいたい3ヶ月から6ヶ月くらいしか有効期間がないので、必ず住んでいる州の法律を確認しましょう。

日本の免許証を翻訳してもらう

『日本の免許証』『それを国家資格であるNAATIを持つ人に翻訳してもらったもの』を両方携帯することでも運転できます。私はこの方法で2年ほど運転していました。

こちらの有効期間は、日本の免許証が失効するまでです。

オーストラリアの免許証を取得

オーストラリアに移住予定の人は、住む州の運転免許証をいち早く取得することを強くお勧めします。

夫は、最初ワーホリで来たときから、永住権取得を目指していたので、着いてすぐにオーストラリアの運転免許証を取得しました。

参照 Visiting from overseas (transport.wa.gov.au)

Roundabout

日本にもいくつかはあるそうですが、あまり馴染みがない、Roundabout

同僚 Brendan
同僚 Brendan

発音は、ラゥンダ バウト だよ

基本的なルールを理解し落ち着いて走れば全く難しくはありません。

基本は、『時計回り』と『出る前に左ウィンカー』の二点

左折の場合

左ウィンカーを出して進入して、そのまま出ましょう

左折の場合

直進の場合

ウィンカーは出さずに進入し、出る手前で左ウィンカーを出して出ましょう

直進の場合

右折の場合/Uターンの場合

右ウィンカーを出して進入して、出る手前で左ウィンカーに切り替えて出ましょう

右折の場合
Uターンの場合

画像は全て、車の保険などを扱う会社RAC のウェブサイトからお借りしました。

参照 Roundabout road rules | RAC WA
More road rules and penalties (www.wa.gov.au)

速度違反の取り締まり

こちらが、西オーストラリア州の速度超過の違反金一覧です。
1penalty unit が50ドルです。

上から、100ドル(約10,000円)200ドル(約20,000円)400ドル(約40,000円)800ドル(約80,000円)1200ドル(約120,000円)です。(1ドル100円換算)

オーストラリアの速度超過の違反金と点数一覧

比較対象として、日本の警視庁が発表しているものも載せておきます

日本の速度超過の違反金一覧

一目瞭然でオーストラリアの方が厳しいのが分かりますね。

制限速度は、厳守しましょう

カスミ
カスミ

夫は10年ほど前に8キロオーバーして100ドル弱支払ったそうです。

日本のような、鼠捕りもいますし、道路脇にカメラが置いてあってスピード違反した車のナンバープレートが記録されることもあります


Facebookに、カメラの場所を共有するグループがあるので、それに入るのも良いと思います。

参照 Driving offences (speeding, alcohol and traffic) (transport.wa.gov.au)
反則行為の種別及び反則金一覧表 警視庁 (tokyo.lg.jp)

祝日前でも交通違反には気をつける!!

月曜日が祝日のときは、その直前の週末がLong weekend と呼ばれます。金曜から月曜までのLong weekend の間中はずっと『Double Demerits 』が適用され、交通違反をした際の違反ポイントが二倍になります。

参照 Double demerits (www.wa.gov.au)

飲酒運転は合法!?

2021年7月に警視庁が公開した資料20200701.pdf (tokyo.lg.jp)では、

ビール500ml(純アルコール20g含む)を飲んだら、アルコールを体内で処理するのに約4時間かかるからそれまでは運転を控えましょう。

と、呼びかけています。

一方で、オーストラリアの法律はどうでしょうか。


まず、純アルコールが10g含まれるものを、1スタンダードドリンクと呼びます。
Standard drinks guide | Australian Government Department of Health and Aged Care

以下は西オーストラリア州の法律です。

血中アルコール濃度が0.05%以上で運転をすると犯罪です。

0.05%より下を保つ方法は

  • 最初の1時間で2スタンダードドリンクより超えた量を飲まない、かつ、それ以降は1時間に1スタンダードドリンクまで
  • 女性は常に、1時間に1スタンダードドリンクまで

とあります。
しかし、体内でアルコールを処理する力は人によって大きく異なります

上記はあくまでも目安です。また、日本人はオーストラリア人に比べて体が小さいので上記の量を飲むと、血中アルコール濃度が0.05%を超える可能性は極めて高いと言えます。飲酒後は運転しない方が望ましいですが、どうしても運転せざるを得ない場合は、上記の半分の量、もしくはそれ以下の量で止めることを強くお勧めします。
誰一人として、高額な違反金を払って悲しい思いをしてほしくはないです。

参照 Drink and Drug Driving | Western Australia Police Force

赤信号でもスマホは触らない 

赤信号で待っている間に携帯電話を触ることは、犯罪です。注意してください!

ただし、携帯電話がホルダーで固定されている場合のみ、運転中でも、電話をかけるときと受けるときに携帯電話に触ることは出来ます。

テキスト、ビデオメッセージ、Eメールなどの送受信・閲覧は、たとえ携帯電話に触れることなく操作が出来ても、運転中に行うことは犯罪です。

Mobile phones and distractions (www.wa.gov.au)

GIVE WAY

一本の道に二箇所から車が流れ込んでくる場所には、一方に

GIVE WAY

と書かれた看板が立っています。

文字通り、道を譲りましょう

他方から車が来ないか注意深く確認して道に進入しましょう。

信号機の表示順に注意

右折信号の点灯が日本と異なります。

日本では、直進の信号がからになった後に、右折信号が点灯しますが、

オーストラリアでは、まず右折信号が青く点灯し、それが赤になった後(右折禁止になった後)に直進の信号がになります。

信号機によっては、右折禁止にならず、その後加えて直進もできるようになるものもありますが、大きな道路では、直進の信号が青の時は、右折禁止の赤い信号が点灯します。

街中にある駐車場の看板

街中にある道路脇の駐車スペースには、必ずこのような看板が立っています。

駐車場の看板

この看板は、以下のことを示しています。

  • 平日は9-17時、土曜は9-12時の間は1時間まで無料
  • この指定した時間帯以外の駐車は無制限で無料
  • 【発券機がある場合】この指定した時間帯で1時間を超える場合は予め近くの発券機でパーキングチケットを買って車内の見える場所に置いておかなければならない
  • 【発券機がない場合】この指定した時間帯で1時間を超えて駐車してはいけない

学校周辺のスクールゾーン

朝と夕方、子供が登下校する時間帯のみ、学校周辺で制限速度が40キロになるスクールゾーンがあります。
子供が守られてより安全に登下校出来るという点で、個人的には、すごくいい法律だと思っています。
児童の列に車が突っ込む痛ましい事故が絶えない日本でも是非とも導入してほしいです。

PプレートとLプレート

これらのプレートを付けた車見たことないですか?

Lプレート
赤Pプレート
緑Pプレート

日本でいう、『仮免許練習中』『初心者マーク』というようなものです。(それぞれのプレートの細かい違いの説明は割愛します)

彼らは、まだ運転の経験が浅く、たまにとんでもない運転をするドライバーもいます。しっかり車間距離を取り、不測の事態に備えましょう。

また、高速道路では、安全に追い越せる場合のみ、早めに抜いてしまう方がいいでしょう
というのも、西オーストラリア州では、Lプレートは時速100キロまでしか出してはいけません。例え、110キロ制限の道でも、です。

参照 Got Your P’s, Now What? (brochure) (transport.wa.gov.au)

踏切手前では止まらない

日本では、踏切の前で一時停止が法律で定められていますが、オーストラリアでそんなことをすると、後ろから追突されるかもしれません。
というのも、オーストラリアでは、一時停止せずに踏切を渡りきらなければいけないからです。

勿論、警報音が鳴っていたり遮断機が降りてきていたら、必ず停まりましょう

高速道路で遅く走ってはだめ

こちらは西オーストラリア州の法律ですが、

高速道路で制限速度の21キロ以下のスピードで走ってはいけません。

ただし、渋滞、悪天候、緊急車両が通るときを除きます

西オーストラリアの田舎は制限速度が110キロの道ばかりです。運転に慣れておらず、スピードを出すのが怖いからといって80キロでゆっくり走ってはいけません。

参照 FAQ | Western Australia Police Force

田舎でカンガルーをひいたときの対処法

都市部から少し離れると、カンガルーが夜、突然道路脇に現れます。物凄い恐怖です。

もしも、カンガルーをひいてしまった場合
まずは、あなたと同乗者の安全を第一に確保しましょう。道路の外に車を移動させます。

次に、西オーストラリアなら、Wildcare Helpline に電話をしてどうすればいいか指示を仰ぎます。

カンガルーがまだ生きている場合は、近寄ってはいけません。蹴られて負傷する可能性があり、とても危険です。

カンガルーが完全に死んでいる場合は、他のドライバーのために、カンガルーを道路の外に出さなければいけません。また、お腹の袋に子供がいないか確認する必要もあります。

道端で死んでいるカンガルーにスプレーなどでばつ印がしてあるのを見たことがある人もいるかもしれませんが、あれは、お腹の袋を確認済みという意味です。

Wildcare Helpline
(08)9474 9055
8:00 am – 5:00 pm
Wildcare Helpline | Department of Biodiversity, Conservation and Attractions (dbca.wa.gov.au)

まとめ

以上が、オーストラリアで運転をするなら絶対に知っておくべきことです。

最後にもう一度おさらいしておきましょう。

  • 右ハンドル
  • 左側走行
  • 速さは 『キロメートル/時間』表示
  • 実線の左側に点線・破線が引かれていて安全に追い越せる場合のみ、実戦を越えて追い越しが可能
  • 国際免許証・日本の免許証とその翻訳・オーストラリアの免許証のいずれかを保持
  • Roundabout は時計回りで出る前に左ウインカー
  • 速度違反は厳しくて罰金が高額だから、制限速度厳守
  • Long Weekend は違反点数が倍になるからいつもより安全運転で
  • 一定量までならお酒を飲んでも運転できる
  • 赤信号でもスマホは触っちゃダメ
  • GIVE WAY の標識では車が来てないか確認すること
  • 信号機の表示順は日本と違うから注意
  • 街中にある駐車場の看板の読み取り方
  • 学校周辺のスクールゾーンに注意
  • PプレートとLプレートの車と車間距離をしっかりとる
  • 踏切手前では止まらない
  • 高速道路で遅く走ってはだめ
  • 田舎でカンガルーをひいたときの対処法

  

日本語版の『西オーストラリアの道路運転ガイド』を載せておくので参考にしてください。
RSC00007-GuidetoWA-JAPANESE_WEB.pdf (www.wa.gov.au)

『知らなかった』では済まされないこともたくさんあります。
オーストラリアで運転をするからには、しっかりとその州の法律を学び、安全運転に努めてください。
せっかくの楽しいオーストラリアでの生活で悲しい思い出は作ってほしくないです。

西オーストラリアはとても大きく、自然豊かで美しい観光スポットがたくさんあります。
今後も、様々な場所を紹介していきますのでお楽しみにしていてください。

オーストラリアの秘境、カリジニ国立公園が絶景すぎた記事はこちらです。

以下はワインの産地やサーファーの聖地で有名なマーガレットリバーへ遊びに行った時の記事です。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。

私は、永住権取得を目指す全ての方、オーストラリア生活を存分に満喫したい全ての方、そしてオーストラリアが大好きなそこのあなたを心より応援しています。

筆者 カスミのプロフィールはこちらです。

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それでは、bye~~

この記事を書いた人
カスミ

西オーストラリア州のド田舎で暮らしています。ワーホリビザで始まり、学生ビザを経て、人生のどん底『永住権申請却下』を経験していますが、その後無事に永住権(S187)を取得しました。
オーストラリアで出会った日本人の夫と素敵なオーストラリア人達に囲まれて、のんびりのびのびした毎日を過ごしています。
夢は、広い庭がある家を買って果樹園を作ることと、英語圏の国に旅をして現地民に『Do you live in Australia? 』と聞かれるくらいオーストラリア英語を使いこなすことです。
オーストラリアでの生活も10年になるので、今までの経験や知識が少しでも誰かの為に役立ってくれればと思いブログを書いています。
どうぞよろしくお願いします。

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