Hiya~~
西オーストラリア州在住
好きなコーヒーはオーツラテ
カスミです
- シーン別の接客英語
- オーストラリアの接客スタイル
- 明日から実践できる接客テク
私は現在、オーストラリアの田舎町にあるローカルカフェでヘッドバリスタとして働いており、短期間の店舗マネージャー代理も経験しました。
陽気なオーストラリア人の同僚と褒め上手な常連さんに囲まれて、楽しくストレスがあまりない環境で働けています。
オーストラリアの
カフェで働くこと
本当にお勧めします!!
今回はカフェで働く為に必要な接客英語をお伝えします。
私が使っている英語、オーストラリア人の同僚が使っている英語、様々な言い方をご紹介します。何度も練習して、使いこなしてください。
それではー、どうぞっ!
基本的な英単語
お客さんをお出迎えしよう!
カフェはレストランと違って、スタッフが入口に立って
いらっしゃいませ。何名様ですか?
なんてやり取りはしません。
オーストラリアのカフェは、入店したら空いてる席に座って注文が決まったらレジに行って注文する形式のお店が大多数です。
テーブルを片付けている時にお客さんが入って来たことに気づいたら
Hi, how are you today?
(複数人なら)How are you guys?
というように笑顔でサクッと声をかけましょう。
殆どのお客さんは
Good yourself?
I’m well thank you. And you?
というように定型文で返してくるので
声かけたのは良いけど返事を聞きとる自信がない
なんて不安に思わなくても大丈夫です。
入り口で不安そうなお客さんを見つけたら…
初めて行くカフェでは勝手が分からず、入り口で立ち尽くすお客さんもいるかもしれません。そういう人には
Choose a table wherever you like and pop up the counter to order.
(お好きなテーブルをお選びください。注文はカウンターまでお願いします。)
Pop up は、いきなりその場に現れるイメージで使われる英語です。
これから注文しに行くよ、なんて申告して行く人はいませんよね。
注文を取ろう!
Hi, how are you?
What can I get for ya?
Hi there.
What are you after?
Hi mate!
一言目から『ご注文は〜〜』と聞かずに、『How are you? 』と挨拶してワンクッション挟むようにするのが私のスタイルです。
After は前置詞で ‘〜のあとに’ という意味で多くの人は覚えていますが
他動詞で ‘〜を求めて’ という意味もあります
What are you after?
(何をお求めですか)
とてもよく使われる言葉です。
絶対に覚えておいてください。
卵の焼き方を聞く
お客さんが卵の調理法を選ばないといけないメニューもあります。
How would you like your egg(s)?
これらが主な選択肢です。
アレルギーは特に気をつける
アレルギーの種類も多々ありますが、そのなかでもよく耳にするのは
Coeliac [ siːliːæk ]
グルテンを摂取すると、最悪の場合死に至る病気です。
オーストラリアでは、健康上の理由から、グルテンフリーの食事をする人も多くいます。
Coeliac ではなく
グルテン不耐性の人は、
Gluten intolerance [ɡluːtn ɪntɒlərəns] と呼びます。
グルテンフリーのパン等を注文する人には、Coeliac か Gluten intolerance のどちらか確認する必要があります。
コーヒーのカスタマイズ
Long Black といって日本でいうブラックコーヒーを注文する人がよく言うフレーズがあります。
Long Black with dash of milk
(少量の牛乳が入ったもの)
Long Black with cold water on the side
(水を別容器に入れて出す)
店内で食べるかお持ち帰りか聞く
Having here or taking away?
Dine in or take away?
For here or to go?
日本では、アメリカ英語なのでテイクアウトと言いますが
オーストラリアはイギリス英語です。テイクアウェイと言いましょう。
お持ち帰りの場合は、名前を聞く必要があります。
May I have your name?
What was your name?
Your name?
彼女がそう言うたびに、私の頭の中には彗星が飛びまくっています。
出典:新海誠監督『君の名は。』より
オーダーを確認する
まずは注文が以上か確認しましょう。
Anything else? 他にも(注文は)ありますか?
Is that all? (注文は)以上ですか?
早口で注文されたり、注文を打ち込んでいるときに別の注文をされて聞き落としてしまう可能性は大いにあります。
So, large soy latte and ham cheese toastie?
Let me confirm your order. One large latte with soy milk and one ham cheese toastie. Is that correct?
I have got a soy large latte. I have got a ham cheese toastie.
言い方は人によって本当にバラバラです。自信がない場合は焦って早口にならずに落ち着いてゆっくりクリアに発音することを心掛けましょう。
コーヒーの注文で、ミルクに変更があったり、シロップを追加されたりした場合は、その部分を強調して言うとよりいいです。
間違った注文が通ると、それを作る人も、それを受け取る人も皆が悲しい思いをして時間を無駄にするだけです。
お会計も怖くない
注文を確認したら合計の値段を伝えましょう。
例 14.5ドル
Fourteen fifty, thank you.
Fourteen dollars fifty, please.
注文が入ったことを伝えよう
カフェによっては注文が入ったらそのことをキッチンに伝えなければいけなく、そういうときには
Order up
と言います。
これは、注文の料理ができあがったときにも使われる言葉です。
料理を提供しよう
料理やコーヒーができあがったらキッチンのベルが鳴らされるか、
Order up!
Coffee up!
というような声かけがあるかはカフェによります。
出された料理と伝票(docket)に相違ないか確認してお客さんに提供しましょう。
Ham cheese toastie. Enjoy!
複数人の場合
Who’s (= Who has) got a soy mocha?
豆乳モカを頼んだのはどなたですか?
カフェではレストランに比べて注文数が少ないので、『全て(注文の品は)お揃いですか』なんていちいち聞きませんが、大人数のグループで不安な場合は
Is that all?
Have you got everything?
なんて聞くことも出来ます。
お皿を下げよう
カフェは食事を終えても会話を楽しんでいるお客さんはたくさんいます。
お客さんが帰るのを待つ必要はなく、食事が終わっているようでしたらお皿を下げましょう。
How’s (= How was) everything? いかがでしたか
Let me clear plates. お皿を下げさせてください
(複数人の場合) You guys finished? みんな食べ終わりましたか
お客さんを見送ろう
カフェでは先払いが大多数なので、食べ終わったお客さんは勝手に出て行きます。
帰ろうとしているお客さんに気づいたら
Thank you, have a lovely day!
Thanks guys, see you soon!
なんて軽く声をかけてあげましょう。
困った!こんなときはどうする
お客さんの言っていることが理解できない
Sorry, what did you say?
お客さんの質問に答えられない
Let me check with kitchen. (キッチンに確認してきます)
I’ll (=I will) ask supervisor. (スーパーバイザーに聞いてきます)
注文の品があとどれくらいでできるか確認したい
忙しい日は特に、お客さんから、よく聞かれます。
こういう場合はキッチンスタッフに
How far Table 15?(15卓あとどれくらい)
他のスタッフになにか頼みたい/提案したいとき
大半の日本人が知らない want の使い方があります。
want は、ちょっと~してくれない?
という意味があり
軽く頼み事をする時に使われます。
かれこれ10年オーストラリアで生活していて、何度も聞くし、私自身も頻繫に使います。
Hi, Josh. (Do) You wanna(=want to) quick run with coffee for me, please? ちょっとこのコーヒー運んでくれない?
忙しい日には特に、手が空いてるスタッフの名前を呼びまくってます。
他には…
Put them away when you have a chance, thank you.
時間があるときにここのもの片付けておいてね。
when you have a chance
時間があるときに
誰かになにかをお願いするときは、必ず最後に Please や Thank you をつけるようにしてます。
生身の人間同士なので、みな、気持ち良く働きたいですからね。
接客で心掛けていること
私が日々の仕事で大事にしていることはたったの一つです。
私のファンを
たくさん作ること
バリスタはカフェの象徴的存在です。バリスタの人柄や仕事への取り組み方を見てそのカフェに通ってくれる人もたくさんいます。
ファンを作るためにしていることは
他にも挙げたらキリがないですが、誰でも明日から始められることは上記の3つです。
よく来てくれるお客さんの名前を覚えてこちらから
Hello 〇〇, how are you?
なんて声をかけたら皆さん嬉しそうにしてくれます。
そして高確率で、
あなたの名前も教えてよ!
というふうに聞かれます。
それか、直接名前は聞かれてないけど、なぜか気づいたら常連さんが私の名前を知ってて名前で呼んでくれることがたまにあります。
オーストラリアでは、高級レストランでない限り、日本レベルの接客は求められません。また、カフェのようなカジュアルな場所では丁寧よりフレンドリーな接客の方が受け入れられます。
丁寧な接客をするのが間違いという意味ではないので勘違いしないでください。カフェでも丁寧な接客をしている素敵な人もいます。
カフェにもよりますが、私が働くとこでは、バリスタのセクションはお客さんから丸見えです。
ごちゃごちゃして汚いとこから出てくるコーヒーを私は飲みたいと思いません。
同じレベルのコーヒーが出てくるカフェがいくつかあったら、私だったら、スタッフの愛想とカフェの綺麗さでお気に入りのカフェを選びます。
最後に
いかがでしたか。
オーストラリアのローカルカフェでも働けそうですか。
英語はとにかく慣れです。何度も何度も喋って練習することが大切です。
頭で考えなくても口からパッと出るくらいになれば完璧です。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
疑問や質問があれば遠慮なくコメント欄で聞いてください。
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それでは、bye~~
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