
Hiya~~
コウノトリはどこですか?
西オーストラリア州在住のカスミです
- 不妊治療開始までの流れ
- 不妊治療開始までかかる時間
- パースでお勧めのクリニック
今回は私の悩みに関する
少しセンシティブな話になります。
本記事では、医療に関する内容が多く含まれます。
これらの内容は、あくまでも筆者の体験談であり、誰にでも当てはまるとは限りません。必ず専門医の指示に従ってください。
不妊治療を決断するまでの経緯と心境
オーストラリアで生活を始めて、早10年。
最高の夫と楽な仕事に恵まれ、ありがたいことに幸せな毎日を送れていました。
ただひとつ、
妊娠できないことを除いては。
結婚と同時に妊活を始めました。
朝が苦手な私。
眠い目をこすりながら、毎朝、基礎体温のチェック。
月経が始まる度に落ち込み、ストレス。
月経が予定よりたった1日〜2日遅れるだけで、期待値が急上昇。周りの人にどうやって報告するか脳内シミュレーション。浮かれ気分の中、出血という現実を目の当たりにし、余計に落ち込む。
芸能人の妊娠/出産発表すらもストレス。
大好きなお酒/お菓子/インスタント食品を断つも妊活が長引くにつれ徐々にストレスに。
妊活を始めて丸1年が経った頃、夫と不妊治療を始めるか検討し始めました。
勿論、自然妊娠が最も理想的ではあるけども、不妊治療をすることも決して悪いことではないと前向きに考えていました。
とても身近な存在で、不妊治療(IVF)をした友人夫婦がいたので、夫と話を聞きに行きました。
今まで不妊治療について何も知らなかった私はそこでとてもリアルな話を聞いて、凄く怖くなり、気分が落ち込み、不妊治療に対して一気に消極的になりました。
しかしその後も妊娠できない日々は続きました。
話を聞いてから、半年経ってようやく心が落ち着き、不妊治療と向き合う覚悟が決まりました。

不妊治療開始までのプロセス
- かかりつけ医(GP)に相談
- 治療するクリニックを選ぶ
- 必要な検査を受ける
- クリニックのドクター(GP)と初回の問診
- 足りない検査を受ける
- 電話でクリニックのドクター(GP)と問診
- クリニックで専門医と問診
- クリニックで看護師から説明を受ける
月経が始まったら
その翌日から長い旅路の幕開け
1番最初にGPで相談してから治療を始められるまで約3ヶ月かかりました。
超音波など特別な検査を受ける際には予約しようとしても2-3週間待つ場合もあります。
かかりつけ医(GP)に相談
オーストラリアで専門医に診てもらうためには、まずはGP へ行き、紹介状を書いてもらう必要があります。
どのくらいの期間、どのような方法で妊活をしているか等の簡単な聞き取りがありました。
この時点で治療するクリニックが決まっていればその場で伝えると紹介状を送ってもらえます。決まっていなければ、決まり次第GPに電話して伝えます。
治療するクリニックを選ぶ
私は、パースにある
Oasis Fertility Centre (以下、オアシス)を選びました。
これらの理由から選びました。
Bulk billはメディケアを持っている人が受けられる医療費補助です。
不妊治療はかなりお金がかかります。メディケアかプライベート保険に入っていることが絶対条件だと私は思います。
パースにある別のクリニックで働いていた 専門医 Dr. Philip Rowlandsは、以前友人夫婦が IVF をしたときの担当医でその彼がオアシスに転職していました。

必要な検査を受ける
パースへは片道2時間半かかり気軽に行ける距離ではないので、かかりつけ医と相談して、オアシスでの初診の前に、必要な検査は全て終わらせることにしました。
何の検査が必要かはオアシスのウェブサイトに記載されていたのでそれを参考にしました。
血液検査は、私は8-9本ほどで、夫は2-3本ほど採血
尿検査では、2人とも、Ureaplasmaが検出されたので約1週間薬を飲んで治療
超音波検査は、卵子の数を確認
クリニックのドクター(GP)と初診
オアシスに行ってもいきなり専門医と話すことは出来ず、まずはオアシス所属のGPドクターとの問診でした。
不妊治療を始めると決断する前に受けた精子検査で良質な精子の数が少ないことが判明していました。そのことから、精子の質を高めるために、夫はCoQ10とMelatonin を摂るように言われました。
私は、卵子の質をあげるために、I-Folic と myoinositol を摂ることを推奨されましたが、今の段階では絶対ではないとのことでした。
治療を始めるには、必要な検査がまだいくつかあることが分かりました。
足りない検査を受ける
血液検査では、ホルモンと遺伝子の検査
これまで子宮頚がん検診を受けたことがなかったので、自己採取するキットを使って行いました。
ちょうど1年前に精子の検査をしましたが、情報を最新のものにするためにもう一度受け直すことに。
電話でクリニックのドクター(GP)と問診
追加の検査の結果が全て揃いました。
今回はオアシスまで行かなくてもいいとのことだったので、電話でドクターと話しました。
全ての検査の結果、特に異常はないとのことでした。
人によってはこの段階で婦人科系の病気が見つかり、手術をすることがあります。友人夫婦がそうでした。

クリニックで専門医と問診
これまでの全ての検査結果から、私は、多嚢胞性卵巣症候群の可能性があるかもしれないとの診断を受けました。しかし、この病気と診断される要因を全て満たしているわけではないので、絶対ではないと言われました。
そして専門医から IVF/体外受精を提案されました。
私と夫はてっきり IUI/人工授精から始めるものだと予想していました。
この専門医曰く、IUIだと可能性は8-12%だけど、IVFなら20-30%で、費用もBulk billを使うことでそこまで大きく変わることはないとのことでした。
あらゆる検査結果を総合的に見て、
いつになるかは分からないけど100%妊娠できる
と断言されたときは心強かったです。
これからどのように治療が行われるのか、IVFの大まかな流れを説明されました。
クリニックで看護師から説明を受ける
IVFでやると決断した後は、看護師にバトンタッチされ、更に詳しい流れの説明を受けました。
また、同意書のサインもこのタイミングでありました。
治療が始まったら、自分で注射を打ったり、膣内に薬を入れたりする必要があります。それらの説明を受け、処方箋を貰いました。そして、帰りに薬局へ寄り必要な医薬品を買って帰りました。
月経が始まったら翌日から長い旅路の幕開け
治療は月経の2日目から始まるので、月経がきたらすぐにオアシスに連絡する必要があります。
私は、IVFを決断した日が次の月経まで1週間ほどしかなく仕事のシフトも出ており変更することが難しかったので、一回スキップしてその翌月の月経が始まった日から治療を開始しました。

まとめ
オーストラリアで不妊治療を始めるまでの流れを説明しました。
- かかりつけ医に相談
- クリニックのGPドクターと問診
- 必要な検査を受ける
- クリニックのGPドクターと問診
- クリニックの専門医と問診
- 治療開始
治療を始めるまでにかかる期間は3ヶ月
紹介状無しですぐに専門医と話すことは出来ない。
超音波など特別な検査を受ける際には予約が2-3週間先も普通。

不妊治療を検討し始めたら、とりあえずGPに行ってみるなど、早めに行動することを強くお勧めします
次回は、採卵についての記事を書きますので、少々お待ちください。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
疑問や質問があれば遠慮なくコメント欄で聞いてください。
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それでは、bye~~
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