年間680万円貯金する30代共働き夫婦/17の節約術【オーストラリア在住】

日常生活
カスミ
カスミ

Hiya~~
好きな言葉は安物買いの銭失い
西オーストラリア在住のカスミです

  • 生活がカツカツな人
  • 賢く生きたい人
  • 自分の生活を見直したい人

ここ数年は、モノの値段がどんどん上がり、生活費が高騰しているニュースをよく耳にします。
普段よく買うものの値段はだいたい把握してるので、商品が値上がりしたらすぐに気付きます。

普段の買い物や友人との会話、テレビのニュースなど日常生活を通して、物価上昇は痛いほど肌で感じます

しかし、我が家では、

頭金6割で5年以内に家を買う

という夫婦共通の目標があるので、徹底して無駄を省き、昨年度、1年間で680万円(68,000ドル)貯金することが出来ました。

内訳は

  • 銀行預金 48,500ドル
  • Salary Sacrifice (夫) 13,000ドル
  • Superannuation 追加入金 (私) 3,500ドル
  • 確定申告 (夫) -2,500ドル
  • 確定申告(私) 5,500ドル

写真はいくらでも加工して騙すことができる故に信憑性が低く、載せないことも考えましたが、一応証拠として、実際に貯金した銀行口座と給与明細の一部を載せます。

2023年7月から2024年7月の貯金額の推移(新しく作った口座なので開始前は殆どお金が入ってないです)

2023年の貯金額
2024年の貯金額

Superannuation に追加で入金していることが分かる給与明細の一部

夫の給与明細
私の給与明細

今回は、私たちがどのように節約/倹約してお金を貯めたのかご紹介します。

念の為言っておきますが、私たちは年収1000万円稼ぐような人間ではありません

それぞれがオーストラリアの年収の中央値の前後くらいを稼いでいるあくまでも 

ごく普通 

の家庭です。

それではー、どうぞっ!

お金を貯める為の基本

先ほども言いましたが、大事なことは、

徹底して無駄を省く

気付いてないだけで、払う必要がないお金は山ほどあります。

そして、もう一点。

収入を増やす

私たちは、西オーストラリア州のど田舎で暮らしています。

日本でもそうだと思いますが、田舎は都会に比べて圧倒的に人材不足です。

手に職があり、それが活かせるなら田舎で働くことはお勧めです。

私は、バリスタとしてのスキルと経験があり、日本人基準のスピードで働くのでゆっくり働くオーストラリア人ばかりの職場でかなり重宝されています。時給アップと働きたい時間数の交渉をして、理想的な働き方が出来ています。

夫は、外仕事をしており、高い技術と真面目な勤務態度で引く手数多になり、現在、3か所の職場を掛け持ちして働いています。全ての職場のボス同士が友人なので、仕事日が被らないように調節は彼らがしてくれます。

このようにして、人材不足の田舎で収入を増やしました。

実際行っている節約方法

  • 電気を使う時間に気をつける
  • 暖房器具をほぼ使わない
  • シャワーヘッドの交換
  • 高価な買い物はセールを待つ
  • ギフトカードを活用
  • 腐らないものは安いときにまとめ買い
  • SIMカードの特典を有効活用
  • クレジットカードを活用
  • 家庭菜園
  • あまりお金がかからないレジャーを楽しむ
  • コネを使って家を借りる
  • 節税対策 Salary Sacrifice
  • 外食しない
  • お酒お菓子ほぼ買わない
  • 散髪はバリカン使って家でやる
  • お小遣い制
  • 夫婦共通の夢/目標がある

第三者から見ると、私たちの生活は、貧しいものに見えるかもしれません。

私たちも自覚しています。

しかし、

『家を買う』

という確固たる夫婦共通の目標があるので、今のところは特にストレスは感じていません。

また、お金が無くて貧しい生活をしているのではなくて、お金はあるけど、しっかりと考え取捨選択した上で無駄を省いて生活をしているので、追い詰められて悲観的になることもありません
家を買った後にお金が無くて貧しい生活をしない為の生活だと思っています。

それでは、一つひとつ内容をご説明します。

電気を使う時間に気をつける

家にはソーラーパネルが付いているので、陽が出ている間は殆ど電気代がかかりません。
何かを充電したり家電製品を使ったりするときは、なるべく陽が出ているときにするようにしています。

住んでいる場所や電力会社、契約内容によって、ピーク時(日中)とオフピーク時(夜)の電気料金が違うとこもあります。
私も昔、そういう状況下で生活してたことがあり、オフピーク時になるべく電気を使うように、家のオーナーから言われていました。

暖房器具をほぼ使わない

夏は日照時間が長く天気がいい日が続くのであまり気にせずにクーラーを使っていますが、私が住んでいる地域の冬は雨季になり、ソーラーの発電量が減るので暖房器具をほぼ使いません。使うのは、お風呂場の暖房くらいです。

暖房を使わないからと言って家の中で凍えて過ごしているわけではありません。

湯たんぽや腹巻き、Oodie(裏起毛のゴツい服) を使い身体を温めています。また、冬季のみ、ソファの上に厚手の大きなブランケットとお古の薄い掛け布団を置いてその中で夫と一緒に暖まっています。この中に湯たんぽを入れたらそれはもうコタツです。

シャワーヘッドの交換

ReFaのシャワーヘッドを使い節水をしています。

また、冬季はお湯が出るまでに時間がかかりそれまでの冷水が無駄なので、なるべく連続してシャワーを浴びるように心掛けています。

換気扇を使う時間の節約にもなります。

高価な買い物はセールを待つ

そもそも、高額商品を買うときは、あらゆる視点からよくよくよく考えてから買います。
そして、買うことを決めたら、急ぎでない場合は必ずセールのときに買います

アマゾンプライムセール
エンドオブファイナンシャルイヤーセール(EOFY Sale)
ブラックフライデーセール
クリスマスセール
ボクシングデーセール

これらは毎年決まった時期にやるので買い物の計画が立てやすいです。

ギフトカードを活用

オーストラリアの二大スーパーマーケット【Woolworths】と【Coles】では、定期的に様々な種類のギフトカードを割引して販売しています。

私がよくやるのは、
【Woolworths】にて、【JB HI-FI】という家電量販店のギフトカードを10%オフで買い、【JB HI-FI】がセールしているときにそのギフトカードを使って買い物をすることです。

people inside the building
Photo by Pixabay on Pexels.com

腐らないものは安いときにまとめ買い

洗剤や乾物、保存食といった類いものは半額セールをしているときにしか買いません

オーストラリアのスーパーでは、大多数の商品が定期的に10-50%オフで売られています。故に、よっぽど急ぎで必要でない限り、セールの対象商品を定価で買うことはないです。無駄なので。

このセールは週ごとに異なり、今週は何が安いのか毎週発行されるカタログを通して知ることができます。
因みにそのカタログの一部がこちらです。

カタログの一部
Screenshot

我が家の収納棚には、腐らないものは大量にストックしてあり、ストックが減ってきて特定の商品が半額セールになったら買い足す、ということをしています。

SIMカードの特典を有効活用

以下の記事でも触れていますが

私たちは夫婦揃って【Everyday mobile】のSIMカードを使っています。

ここのSIMカードを使う最大のメリットは、月に1回、【Woolworths】で10%オフで買い物が出来ることです。我が家は二人分契約しているので毎月2回このディスカウントが使えます。これは、かなり大きいです。

一つ前の項目で必要なものはセールのときにしか買わないと言いましたが、必要なものがセールしているときにいくつかまとめ買いをしてその際にこのディスカウントを使うようにしています。

二人分で毎月30-40ドル分のディスカウントを受けており、これにより、SIMカードの費用は賄えています。(年間170ドルのプランを契約)

セール時のまとめ買いと10%オフを組み合わせてかなりお得にお買い物したときのレシートです。

レシート

この日は、合計で139ドル(約14,000円)支払っていますが、76.15ドル(約7,700円)分がセールで、15.45ドル(約1,600円)分がSIMカード特典で割引きされています。

このSIMカードを使っていなくて、商品を定価で買っていたら、91.6ドル(約9,200円)分も余分に払わないといけませんでした

クレジットカードを活用

オーストラリアのクレジットカード特典は日本ほど充実していませんが、僅かな恩恵を受けることは出来ます

私たちは、現在は、【American Express】をメインカードで、【Coles Master card】をサブカードで使っています。この組み合わせはベストではないので見直し予定です

アメックスは年会費がかかりますが、その金額分のホテルバウチャーが貰えるので、それを一時帰国中のホテル代に充てています。

日本人には馴染みが無い【Credit Score】を貯める為にもクレジットカードを活用しています。
今後家を買うときにこのスコアが重要になってきます。

家庭菜園

完全に趣味でやってますが、有り難いことに毎年豊作で費用対効果は素晴らしいです。

育てている植物は

ミニトマト、バジル、パセリ、チリ、タイム、ピーマン、きゅうり、ネギ、ほうれん草、大根、えんどう豆、そら豆、とうもろこし、ブルーベリー、リンゴ

家庭菜園

あまりお金がかからないレジャーを楽しむ

お金を使わない為に休みの日も一切出掛けない、そんな湿ったい生き方はしません。

私たち夫婦共通の趣味がキャンプと釣りです。

田舎に住んでいる故に遊びに行ける場所が殆どないですが、車で30分の距離で大自然の中でのキャンプや釣りを楽しんでいます

キャンプ

コネを使って家を借りる

日本人にとって、『コネ』という言葉はいいイメージがないかもしれません。
しかし、オーストラリアで生きていくうえで、『コネ』はめちゃくちゃ重要です。

私たちは、現在、

  • 3ベッドルーム
  • 2バスルーム
  • 築15年

の一軒家をコネを使って知人から借りています。

家賃は相場よりも格段に安い

週300ドル(月額約130,000円)

相場は、週に500-600ドルです。

なぜこんなにも安く借りられているかと言うと

  • 家のオーナーが夫のボスの母親
  • オーナーから十分に信頼されている
  • エージェントを介していない
  • オーナーが住んでいる家の雨どいの掃除など高齢者には出来ないことを代わりにしてあげている(年1回のみ)

ここ半年ほどは、家賃を上げない代わりに、法律では家のオーナーが支払わなければいけないちょっとした費用も私たちが負担しています。それらの費用は週に50ドル程でそれでも相場よりもかなり安いです。

同じ町に住んでいる友人も、同じくらいのサイズの一軒家を同じくらいの値段で知人から借りているそうなので、私たち夫婦が特段レアケースなわけではないです。

節税対策 Salary Sacrifice など

課税所得を減らして、税金対策をしています。それは、給料の一部を【Superannuation】に入れることです。

【Superannuation】に入れたら、65歳まで引き出すことが出来ませんが、家を買うときにこのお金を使うことも出来ます。

夫はフルタイム契約なので、毎週300ドルずつ固定で【Superannuation】に入金しています。
私はカジュアル契約で、会社の経理部曰く、Salary Sacrifice という制度は利用できませんが、【Superannuation Deductions】として、毎週250ドルずつ入金してもらってます。

hard cash on a briefcase
Photo by Pixabay on Pexels.com

外食しない

正確に言うと、お金を払ってまで食べる価値のあるレストランが家の周りにないので、結果的にほぼ外食をしません

田舎に住んでるからこそ出来る節約術だと思います。
パースに遊びに行く時は、食べたいものがありすぎてなかなか決められません。

オーストラリアは移民国家で近くのスーパーでも手軽に多国籍の調味料が手に入るので、それらを買って日本人の舌に合うようにアレンジして多国籍料理を家で楽しんでいます

カスミ
カスミ

最近では、めちゃくちゃ美味しいラクサが出来ました

お酒やお菓子ほぼ買わない

お酒もお菓子も大好きですが健康上の理由からここ数年は殆ど買っていません。

20代の頃は無限にお菓子を食べられていましたが、30歳を過ぎて、あまりお菓子を食べたいと思わなくなりました。

特別な日などには嗜む程度にお酒を飲んでいます。

散髪はバリカンを使って家でやる

ここ5年程、夫の散髪は私がバリカンでやっています

昔から、人の髪を切ることに興味があったことと、例え失敗しても夫は全く気にしない性格なので思い切って挑戦することが出来ました。

私は、年に一度縮毛矯正をしないといけないレベルの癖毛なので、その為の美容院は行きますが、後頭部の刈り上げや髪の長さを短くするのは夫にやってもらっています。普段仕事の際は髪をくくってるので少々失敗しても全く問題ないからこそ出来ることです。

誕生日/クリスマスのプレゼント交換廃止

私たち夫婦はあまり物欲がありません。
もう8年も一緒にいるので、プレゼントの案も無くなってきました。
誕生日の日にセールしてないものを定価で買うより、

誕生日関係なく欲しいものはセールしているときに買う方が得

という共通の認識からプレゼント交換を廃止しました。

しかし、プレゼントは無しでも、メッセージカードは必ず書いて渡すというルールはあります。
外食したり家で豪華なご飯を食べたりとちゃんとイベントとしては楽しめています。

お小遣い制

毎月の働いた時間数に応じて支給額が変わるお小遣い制を導入しています。

たくさん働けばそれだけたくさんお小遣いが貰えますが、後先考えずに働きすぎて体調を崩してしまうと本末転倒なので、お小遣いの上限も設けています。

値段も仕組みも全て二人でしっかり話し合って決めたので、お互い納得しています。

夫婦共通の夢/目標がある

最初に述べましたが、私たち夫婦には

頭金6割で5年以内に家を買う

という共通の確固たる目標があります。

家を買うという目標についても、その他のお金に関することについても夫婦間で定期的に話し合って意見を交わします。そうして、改めて認識を共有することで、日々の節約を頑張ることが出来ていると思います。

梅の木

価値があるものにはちゃんとお金を使う

私たちはただただ支出を減らして切り詰めた生活をしているわけではありません。

必要なところにはしっかりお金を使っています。だから私たちは自分たちのことを節約家ではなく、倹約家と呼んでいます

  • 買う食材には気をつける
  • 趣味のキャンプ用品
  • ご褒美で高級ホテルに泊まる
  • 一時帰国はスーパー散財タイム
  • ナンバープレートのカスタムに550ドル払う

買う食材には特に気をつける

質の悪いものを食べて病気になり莫大な医療費を払うのは愚の骨頂です。

そうならない為に、少々値段が高くても食品は質がいいものを買います

スーパーのホームブランドの商品は安くても質が悪くて不味いので絶対に買いません。
値段が異なる同じ商品があったら、真ん中か物によっては高いものを選びます。

趣味のキャンプ用品

必要だと判断したキャンプ用品には投資を惜しみません。
値段が高くても質がいいものを買い長く使うようにしています。

安物買いの銭失い

これは私の母が昔から口癖のように言っていることで、いつの間にか私の口癖にもなりました。

ご褒美で高級ホテルに泊まる

年に一度、自分へのご褒美でパースの高級ホテルに一泊します。そうして、オンとオフをきっちり付けることで日々の仕事も頑張ることが出来ています。

高級ホテル

一時帰国はスーパー散財タイム

私たちはだいたい1年半毎を目安に一時帰国をしています。日本での滞在は2-3週間くらいです。

その間はホリデーという認識なので、好きな物を好きなだけ食べまくって行きたいところへ行きまくり存分に楽しんでいます

最近ではどんどん円安が進んでいますが、海外で働いて日本にはホリデーで一時的に帰るだけの立場としては正直有難いです。しかし、日本の国としての力が無くなっているようにも感じるのでそれは日本人として悲しいです。

ナンバープレートのカスタムに550ドル払う

他州の法律は知りませんが、西オーストラリア州では、車のナンバープレートを自分好みにカスタマイズすることができます。数字のみでも、アルファベットのみでも可能です。

他の車をよく観察してると、カスタムしたナンバープレートを付けている車はちょくちょく見ます。

永住権が取れたときに記念に新車で買った愛車に、550ドルかけてカスタムしたナンバープレートを付けています
この費用はカスタムする為だけの金額で、ナンバープレートにこだわりが無い人は払う必要がないお金です。

まとめ

いかがでしたか。明日から実践できそうな節約方法は見つかりましたか。

節約生活をするうえで1番大切なことは、

節約によるストレスを溜めないこと

私は、家を買う目標のために節約していますが、別に使命感でやっているわけではなく、ごく当たり前の普通のこととして普段からやっています。というのも、昔から、お金や時間を無駄にするのは嫌いな性格だからです。

ラッキーなことかどうかは分かりませんが、夫婦共にそんなに裕福な家で育ったわけではないので、このような生活が苦になりません。

最後に、1年間で690万円貯金できた私たちの節約術をまとめて終わりにします。

  • 電気を使う時間に気をつける
  • 暖房器具をほぼ使わない
  • シャワーヘッドの交換
  • 高価な買い物はセールを待つ
  • ギフトカードを活用
  • 腐らないものは安いときにまとめ買い
  • SIMカードの特典を有効活用
  • クレジットカードを活用
  • 家庭菜園
  • あまりお金がかからないレジャーを楽しむ
  • コネを使って家を借りる
  • 節税対策 Salary Sacrifice
  • 外食しない
  • お酒お菓子ほぼ買わない
  • 散髪はバリカン使って家でやる
  • お小遣い制
  • 夫婦共通の夢/目標がある

最後までお付き合い頂きありがとうございます。

永住権取得を目指す全ての方、オーストラリア生活を存分に満喫したい全ての方、そしてオーストラリアが大好きなそこのあなたを心より応援しています。

筆者 カスミのプロフィールはこちらです。

オーストラリアでの生活、タメになること、職場での面白い話、西オーストラリア州の魅力などをX/Twitterにて発信しています。
気軽にコメント/フォローしてください。

それでは、bye~~

この記事を書いた人
カスミ

西オーストラリア州のド田舎で暮らしています。ワーホリビザで始まり、学生ビザを経て、人生のどん底『永住権申請却下』を経験していますが、その後無事に永住権(S187)を取得しました。
オーストラリアで出会った日本人の夫と素敵なオーストラリア人達に囲まれて、のんびりのびのびした毎日を過ごしています。
夢は、広い庭がある家を買って果樹園を作ることと、英語圏の国に旅をして現地民に『Do you live in Australia? 』と聞かれるくらいオーストラリア英語を使いこなすことです。
オーストラリアでの生活も10年になるので、今までの経験や知識が少しでも誰かの為に役立ってくれればと思いブログを書いています。
どうぞよろしくお願いします。

カスミをフォローする
日常生活

コメント