【知っておきたい】オーストラリア生活の現実/在豪歴10年の日本人夫婦が伝えたいこと【買い物編】

日常生活
カスミ
カスミ

Hiya~~
好きな食べ物はジャガイモ
西オーストラリア州在住のカスミです

  • オーストラリア生活の現実を知りたい人
  • これからオーストラリアに来る人
  • 海外生活に憧れがある人

海外生活ってかっこいい!

絵になるような毎日なんでしょ!

オーストラリアもそうに違いない!

そう思っていますか?

私は、オーストラリアで暮らす毎日が充実していて、幸せな生活を送ることができていますが、勿論、オーストラリアでの生活にストレスを感じることも多々あります。
今回は、あまり耳にすることが少ない

オーストラリア生活の現実

をお届けします。

日本と違うことたくさんあります。
不便なこといっぱいです。

ネガティブな面を赤裸々に綴っていきます。

それではー、どうぞっ!

スーパーマーケットにて

どんどん値上がりする

日本でも最近、モノの値上がりがニュースになっていますね。

オーストラリアの値上がり率は日本の比じゃないです

チーズやお菓子、洗剤などほぼ全ての商品がここ2年くらいの間に約20-50%程値上がりしています。
毎週発行されるスーパーのカタログを見ており、よく買うものは一通り値段を把握しているので、いくら値上がりしたかすぐに気付きます。

カスミ
カスミ

あっ、この商品また値上がりした!

ということがここ数年では本当に頻繁に起きており、値上がり率も凄まじかったですが、最近はそれが少し落ち着いたかなという感じです。

手軽に海産物を食べられない

オーストラリアは周りに綺麗な海が広がっており、人口の殆どは内陸ではなく海岸沿いに住んでいるにも関わらず、海産物のマーケットが本当に小さいです。

売られている魚介類は、大多数が冷凍です。新鮮な魚を買おうとしたら、1キロあたり3000-6000円はします。

以下は、西オーストラリア州のバンバリーという町にあるフィッシュマーケットがFacebook にした投稿です。

フィッシュマーケットがfacebookにした投稿
Screenshot

今朝水揚げされ捌かれたばかりの新鮮なキスが500グラムで約2500円で売られています。

  • 魚より肉の消費量の方が圧倒的に多い
  • 魚は臭いと決めつけて食べない人がいる
  • 上手に魚を捌けるシェフが多くない

これらのことが原因として考えられ、需要が少ない故にマーケットも小さいのだと思います。

一時帰国の度に、母と

日本に帰ってきたら、何が食べたい?

魚が食べたい!!煮魚、焼き魚、干物!

こんなやりとりをします。

卵が高頻度で割れている

放置された割れた卵

卵を買うときは、必ずパックを開けて、卵を一つ一つ手にとりひっくり返して裏まで見て割れているものがないかチェックするのは、オーストラリアで生活するうえでは絶対です。

日本では考えられない割合で卵が割れています

パックを開けてサーっとチェックするだけではだめです。裏側が割れていることもあります。割れて、白身が漏れてそれが乾いて卵がパックにくっついていることもあるので注意してください。

商品棚に並ぶ割れた卵

食べかけ/飲みかけのものが棚にある

飲みかけの缶ジュース

売り物を勝手に開けて飲んだのか、他で買って飲んでいたものを買い物中(又は、品出し中)に忘れていったのか真相は分かりませんが、たまに見かけます。
どれにせよ、オーストラリアではこれらのことが起きてもなんら不思議ではないですね。

ドリンクコーナーにあるバナナの皮

惣菜コーナーも弁当コーナーもない

最近一時帰国したときに驚いたのですが、スーパーの、弁当/惣菜コーナーの充実度は本当に凄いですね。
仕事で疲れて帰ってきたとき、もう一品夕飯におかずを追加したいときの強い味方は、残念ながらこの国にはありません。

ただ完全にゼロではないです。

ちょっとしたお惣菜カウンターを設置しているファーマーズマーケットも見たことあります。
しかし、日本のものみたいに値段も安くないですし、普段の生活で気軽に頼れるようなものではないです。

お惣菜コーナー

セール品は1週間同じ

日本では、毎日スーパーのチラシがポストに入り、今日はこれが安いから買いに行こうと、計画を立てるかもしれません。

オーストラリアのスーパーでは、水曜日から翌週の火曜日までがひとつの期間であり、この間は、いつ行っても商品の値段は同じです。
週末大特価セール!なんてものはないです。

冷凍食品のクオリティが高くない

安くて美味しいバラエティに富んだ冷凍食品コーナーなんてありません

冷凍食品は、ありますが、

カスミ
カスミ

美味しそう!食べてみたい!

と思うような商品はあまりないですね。

チキンカツ、ラザニア、ポテト、ピザ、ミートパイ、餃子、白身フライ、ミートボールパスタ
よく売っているのはこのようなラインナップです。

めちゃくちゃ不味いわけではないですが、何度も買いたいと思えるクオリティではないです。

料理が趣味なので、自分で作るほうが好みの味にできますし、何が入っているか分かるので安心して食べられますね。

根菜の種類が少なすぎる

日本では、レンコン、ゴボウ、里芋、カブ、大根と、どこのスーパーでも豊富な根菜を売っていますよね。
オーストラリアでは、レンコン、ゴボウ、里芋は、日本食スーパーで冷凍の状態でしか手に入りません。

カブは、beetroot という赤カブのようなものはありますが、日本でよく見る白いカブは見たことがないです。大根は、一部のスーパーだけですが、田舎でも売ってます。

子供用に無料の野菜や果物がある

大手スーパー Woolworths の入り口にはリンゴや梨、バナナなどのちょっとした果物がカゴに入れてあります。
これら文字通り、無料です。

店の入り口にある無料の果物

多くの子供が1日に必要な摂取量を摂れてないために、スーパーが無料で果物を提供しています。
参考 Woolworths celebrates as Free Fruit for Kids hits 100 million milestone (woolworthsgroup.com.au)

消費税がかからないものものがある

オーストラリアの消費税は日本と同じく10%ですが、普段私たちが食べている、食パン、牛乳、卵、肉、野菜、シリアルなどといった基本的な食品には消費税がかかっていません

レシートの下部に、この度の買い物で消費税をいくら支払ったか金額が書いてあります。

レシートに記載された消費税

参考までにオーストラリア政府のウェブサイトを貼っておきます
GST-free food | Australian Taxation Office (ato.gov.au)

その他のお店にて

商品のデザインに魅力を感じない

一時帰国した際にショッピングをしていて、日本の商品のデザインには本当に惹かれます。

色使い、形、サイズ、本当に企業努力が詰め込まれているなと感心するばかりです。

日本でキャンプが流行りだしてたくさんの関連グッズを目にしますが、オーストラリアのものと比べ物にならないくらい魅力的なものばかりです。

一軒家に引っ越して、来客用にティーセットを買い揃えようと思ってデパートなど色々見て回りましたが、どこに行っても、目がチカチカするようなどぎついデザインのものしか売っていませんでした。しかし、日本では、一つに絞れないくらいお洒落で可愛いらしいものをたくさん売られていました。

痒いところに手が届く商品なんて無い

はい、ないです。

もう一度言いますが、日本の企業努力は本当に凄いです。

一時帰国の際に買い物へ行くと

うわっ、なにこれ!便利!買おう!!!

のオンパレードです。

お酒は酒屋に行かないと買えない

スーパーで普段の買い物のついでにお酒も買おう

とか

宅飲みするためにおつまみとお酒をカゴにいれて…

なんてことは出来ません。

お酒は酒屋に行かないと買えません。
大きなショッピングモールだと、スーパーの近くに酒屋も併設されてはいます。
私がいつも買い物に行くスーパーには、併設の酒屋がないので、車で5-10分走らせないといけません。面倒です。不便です。

日曜日はどこも店が閉まってる

主要都市の中心地では、当てはまりませんが、車を走らせて郊外に行けば、日曜日は閉めているお店ばかりです。
雑貨屋さんや服屋さんといった類いの店がそうです。スーパーマーケットは日曜でもやっています。

  • 日曜日は時給があがる
  • 日曜日の朝は教会でお祈りする人もいる
  • 日曜日は家族と過ごす時間

これらの理由から日曜日は閉めている店が多いです。
私が働いてるカフェも日曜日は定休日です。
日曜日が休みだからどこか出かけようとしても行きたい店が閉まってる、なんてこともよくあります。

まとめ

オーストラリア生活の現実が伝わりましたか?
不便なこと、ストレス溜まることたくさんあります。

  • 商品がどんどん値上がりする
  • 手軽に海産物を食べられない
  • 卵が高頻度で割れている
  • 食べかけ/飲みかけのものが棚にある
  • 惣菜コーナーも弁当コーナーもない
  • セール品は1週間同じ
  • 冷凍食品のクオリティが高くない
  • 根菜の種類が少なすぎる
  • 子供用に無料の野菜や果物がある
  • 消費税がかからないものものがある
  • 商品のデザインに魅力を感じない
  • 痒いところに手が届く商品なんて無い
  • お酒は酒屋に行かないと買えない
  • 日曜日はどこも店が閉まってる

海外生活はキラキラしているイメージを持っている人も多いかと思いますが、そうでもないですね。
この記事が、これからオーストラリアに来る人、移住を検討している人の参考に少しでもなれば幸いです。

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【その他色々編】はこちらからどうぞ

最後までお付き合い頂きありがとうございます。

永住権取得を目指す全ての方、オーストラリア生活を存分に満喫したい全ての方、そしてオーストラリアが大好きなそこのあなたを心より応援しています。

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それでは、bye~~

この記事を書いた人
カスミ

西オーストラリア州のド田舎で暮らしています。ワーホリビザで始まり、学生ビザを経て、人生のどん底『永住権申請却下』を経験していますが、その後無事に永住権(S187)を取得しました。
オーストラリアで出会った日本人の夫と素敵なオーストラリア人達に囲まれて、のんびりのびのびした毎日を過ごしています。
夢は、広い庭がある家を買って果樹園を作ることと、英語圏の国に旅をして現地民に『Do you live in Australia? 』と聞かれるくらいオーストラリア英語を使いこなすことです。
オーストラリアでの生活も10年になるので、今までの経験や知識が少しでも誰かの為に役立ってくれればと思いブログを書いています。
どうぞよろしくお願いします。

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